研修会のご報告

令和4年度第4回臨床生理部門Web型研修会

テーマ

心臓超音波検査~臨床から信頼される技術・知識をマスターしよう~

日時

2023年2月4日(土)10時00分~16時00分

会場

Web会場

参加人数:92人

今回は、心臓超音波検査~臨床から信頼される技術・知識をマスターしよう~をテーマに開催しました。

第一講演は静岡県立総合病院 伊藤佳尚先生による、計測について(正しい計測できていますか?) でした。

画像描出の体位やコツ、計測部位など基本的なことを中心に講義していただきました。

第二講演は藤田医科大学病院 杉本邦彦先生による、定量評価について(定量評価を極めよう)でした。

3Ⅾによる左室計測、MR計測のPISA法とVolumeric法、AS評価の low flow ASなど講義していただきました。

第三講演は藤田医科大学病院 中村和広先生による、弁膜症について(AS・MSを中心に重症度分類など)でした。

AS重症度評価のlow flow ASやドブタミン負荷、MS評価のリウマチ性と退行性の見極めなど講演していただきました。

第四講演は静岡県立総合病院 循環器内科 竹内泰代先生による、覚えておきたいHFrEFとHFpEF(拡張障害のアルゴリズム)でした。

左室拡張機能についての説明や拡張不全、E波A波の間にあるL波についてなど講演していただきました。

第五講演は筑波大学付属病院(現在は日高病院)内藤博之先生による、がん治療と心疾患・GLS(ストレイン)でした。

抗がん剤投与後の心機能評価に有用なGLSについて講演していただきました。

 

<ご意見・ご感想の内容>

*治療に沿った検査項目について重点的に講習していただき参考になりました。

*定量評価など評価し報告する事に悩むことがありとてもわかりやすく今後生かしていきたいと思います。

*Web研修会に慣れていなかったので初めの設定に時間がかかってしまいました。

参加するまでの設定の仕方なども事前にお知らせしてもらえると焦らなくていいかなと思いました。

*オンデマンド配信があると大変助かります。

 

皆様からのご意見やアンケート回答を今後の研修会の参考とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

令和4年度第4回臨床生理部門Web型研修会アンケート

令和4年度 第3回 臨床生理部門研修会

テーマ

超音波検査士受験対策ー基礎編ー

日時

2022年10月22日(土) 14時00分 ~ 17時15分

会場

Web会場(Cisco Webex)

参加人数:18人

超音波検査士の受験対策として、富士フイルムヘルスケア製品開発本部の方に基礎編について講演していただきました。

前半は超音波士受験基礎対策講義、後半は演題解説でした。

【ご意見・ご感想】

*とても分かりやすく説明してくださり、理解を深めることができました。

*難しかったですが、大変勉強になりました。

*期間を限定して後日でも繰り返し動画を視聴できるようにしてほしいいです。

 

皆様からのご意見アンケートの回答を、今後の研修会の参考とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。

講演時間 受験領域 講習内容

令和4年度 第2回 臨床生理部門Web型研修会報告書

テーマ

基礎から学ぶてんかん性異常脳波

日時

2022年8月20日(土)13時00分~16時00分

会場

Web会場(Cisco Webex)

【テーマ】基礎から学ぶてんかん性異常脳波

講演1は日本光電(株)の西原さんにより、脳波検査の基礎として、覚醒時、睡眠時正常脳波、賦活法、デジタル脳波計の特徴などについて講義していただきました。

講演2では麻布大学の小野澤裕也先生にてんかん性異常脳波について、てんかんの分類に基づき、異常波の出現の仕方、症状の出方等、実際の波形やビデオで記録された患者の様子をみせていただきながらとても分かり安く講義していただきました。

デジタル脳波計の特徴を活かし適切な誘導法を選択すること、患者の状況を良く観察し、常に判読しながら検査を行うことの重要性を感じました。

 

今回の研修会では、前半講演(講演1)は従来通り収録配信で、後半講演(講演2)は現在までの生理検査Web講習会の課題であったオンラインのWeb配信と、講演終了後には質疑応答の時間を設けました。

質疑応答の手段として、Webexでのチャット機能、Q&A機能、挙手による口頭質問

の3つの手段を併用して行いました。今回、初の試みであり、受講者の方も戸惑われたと思いますが、誘導の切り替えの必要性や感染対策について等々、チャット機能を用いて質問がされました。

 

【ご意見・ご感想の内容】

・とてもわかりやすい講演で、とても勉強になりました。

・発作時の様子は余りわからなかったので、動画をみせていただき参考になりました。

・実践的・専門的な内容でとても有意義な研修会でした。また基礎から応用までの講演を

開催していただきたいです。

・説明の時のタッチペンの色がわかりづらかったです。

・もう少し時間をとってゆっくりやっていただきたかったです。

他にも多数のご意見をいただきました。

 

みなさまからのご意見、アンケートの回答を、今後の研修会の参考とさせていただきます。

今回、映像・音声の乱れ等あり、受講者のみなさまにはご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。また、初の試みであったオンラインのWeb配信では、配信状況の課題等改善点も挙げられました。今回の経験を活かし、今後のWeb講習会の質の向上につなげていければと思います。

ご協力ありがとうございました。

令和4年度 第2回 臨床生理部門研修会アンケート

令和4年度 第1回 臨床生理部門研修会報告書

テーマ

もう一歩を読み解くためのホルター心電図検査講習会 -初級・中級者-

日時

2023年6月25日(土)14時00分~16時30分

会場

Web会場(Cisco Webex)

【テーマ】もう一歩を読み解くためのホルター心電図検査講習会(初級・中級者)

・講演1はフクダ電子の方にホルター心電図の装着方法から心電図の基礎などをわかりやすく解説していただきました。

・講演2は静岡県立総合病院の鈴木先生に不整脈治療に貢献するためのホルター心電図解析という内容で、解析の総論や症例を交えての講演をしていただきました。PSVTやPVCの症例特に発作性上室頻拍のリエントリー回路の説明などは手書きの解説図などを用いとても分かりやすく説明していただきました。

アンケート

令和3年度第3回臨床生理部門研修会

テーマ

甲状腺・乳腺エコーをレベルアップしよう
~臨床に伝わるレポートを書こう~

日時

令和4年 1月 29日(土)14:30~16:15

会場

Web型研修会

今回は、「臨床に伝わるレポートを書こう」をテーマにお二人の講師の方によるWeb型研修会を開催しました。

第1講演の甲状腺エコーでは、静岡県立こども病院の藤下先生より中級者向けの内容として微小乳頭癌のアクティブサーベイランス、甲状腺の発達と機能低下、機能性病変、結節性病変の評価、細胞診、レポートについて講義していていただきました。

第2講演の乳腺エコーでは、静岡県立静岡がんセンターの杉山先生から基本の乳癌検査方法、病変の広がりにつてのレポート記載、エコー画像を用いての超音波検査での乳癌組織型を推定する場合の判定ポイント、サブタイプ別の超音波所見と組織型について講義していただきました。また、新型コロナワクチン接種によるリンパ節腫大についてどのように報告されているかのお話もありました。

2講演とも臨床に伝わるレポートを書くためのポイントを分かりやすく講演していただきました。

アンケートでは、研修時間はちょうど良い、内容もとても良い・良いの回答を多くの方からいただました。

次回取り上げてほしいエコー内容は、消化器30件、循環器22件、血管15件、体表13件、婦人科5件でした。

ご意見・感想では、画像が多く要点がまとまっておりわかりやすかった、資料の提供がありよかった、多くの症例を紹介する研修会を開催して頂きたいとの要望をいただだきました。

皆様からの回答は今後の研修会の参考とさせていただきます。

今回も大きなトラブルはなく無事に研修会を終えることができました。

アンケート

令和 3 年度第 2 回臨床生理部門研修会

テーマ

超音波検査士受験対策―基礎編―

日時

2021 年 10 月 23 日(土)14 時 00 分~17 時 15 分

会場

Web 会場(Cisco Webex)

今回は昨年コロナ感染症拡大により実施出来なかった超音波検査士試験の基礎の受験対策として、
富士フィルムヘルスケア様配信提供のもと、Web 型の研修会開催となりました
以下、参加者の感想を載せます
・要点がまとめられており、また文の羅列だけでなくイラストや画像が載っていたこと
でわかりやすかった。
・練習問題の時間も含めて 3 時間という限られた時間の中で開催していただいたので、
割と説明の流れは早く感じたが、資料を印刷できたので見直しすることができ、全体的
に時間配分も長すぎず短すぎずちょうど良かった。
・練習問題は計算問題も多く、また解説もわかりやすく良かった。
・ありがとうございました。
また、アンケート結果は下記の通りでした
Q:内容について
・とても良い 26% ・良い 53% ・普通 18% ・良くない 3%
Q:講演会の時間について
・ちょうど良い 61% ・少し長い 39%
Q:あなたは超音波検査士の資格を持っていますか?
・持っている 8% ・持っていない 92%
Q:超音波検査士の資格は何部門持っていますか?
・2部門 67% ・3部門 33%

令和3年度 第1回臨床生理部門研修会

テーマ

動脈硬化の指標となる検査を攻略しよう
~ABI&下肢動脈エコー~

日時

2021年7月10日(土)

会場

Web型研修会

前回に引き続き、令和3年度1回目の生理検査研修会もWeb型での研修会となりました。前半はABI検査、後半は下肢動脈エコー検査の2部構成で行われ、多くの方に参加いただけました。
ABI検査ではフクダ電子(株)の栗栖先生により、基本的な動脈硬化の病態からABI、TBI、負荷ABIについて、検査上の注意点や脈波波形・血圧グラフの見方、結果レポートの見方までかなり詳細な内容を分かりやすく講義していただきました。
下肢動脈エコー検査では富士病院の木下先生によりASOの知識や、血管エコーでの検査条件、様々な動画による症例やカテーテル治療前の注意点など、専門性が高いと感じる下肢動脈エコーを、難しいものではなく身近なものと感じられるような講義をしていただきました。
アンケートでは、気になっていた問題が解決できた、今後の業務に役立てることができるという意見をはじめ、全体的に分かりやすく勉強になったという意見を多数いただきました。
Web型講習会はまだまだ不慣れであり、一部の配信状況に課題は残るものの、今回は大きなトラブルはなく無事講演を終えることができました。
受講を通して今後の業務に生かすことのできる貴重な講演だったと思います。

動脈硬化の指標となる検査を攻略しよう アンケート 動脈硬化の指標となる検査を攻略しよう ご意見・感想

令和2年度 第1回 臨床生理部門研修会

テーマ

心電図研修会

日時

令和3年 2月 20日(土)~2月 21日(日)

会場

Web型研修会

今回、静臨技の臨床生理部門でも初めての試みとなるWeb型研修会となりました。
1年振りの研修会という事で、(無料という事もあり)多くの方に参加して頂きました。
講演では、12誘導心電図の基礎から始まり、不整脈心電図、虚血性疾患の心電図まで、各所見の典型的な心電図波形と合わせて、刺激伝導系や、冠動脈の走行と責任領域等、分かり易い図解があり、とても理解しやすい内容でした。
また、各々の所見に☆マークで緊急度が付いており、参考になりました。
後半の実際の心電図提示した症例では、判読トレーニングを石田先生の読影とともに体験でき、勉強になりました。
講師をして頂いた石田先生の話し方も聞き取りやすく、解説も楽しく、いつもなら苦痛な心電図の講習会も、1時間あっという間に終わりました。
アンケートでも、とてもわかりやすかったとの意見が多く聞かれました。
今回、一部講演回にて音声が聞こえない・スライドが止まってしまうといった、予期せぬ事態も起きてしまいました。
受講して頂いた皆様にはご不便おかけしました事、深く陳謝致します。

アンケート ご意見

2019年度 第4回 臨床生理部門研修会

テーマ

心電図を透かして心臓を診る

日時

2020年 2月 2日 (日) 14:00 ~ 16:10

会場

プラサヴェルデ 301・302会議室

 

今年度最後の臨床生理検査部門研修会を東部地域で開催し、「心電図を透かして心臓を診る」と題し、小児不整脈治療の専門医である静岡県立こども病院循環器科の芳本潤先生にご講演頂きました。

前半では、刺激伝導系の仕組みや心電図波形の成り立ちといった総論、後半では不整脈の疾患ごとの基礎から治療薬までといった各論を、解剖学や発生学の観点も含めてお話し頂きました。教科書より少し踏みこんだ中級・上級者向けのご講義でしたが、様々な動画や楽しい例え話をたくさん盛り込んで頂き、大変わかりやすい内容でした。理解が難しかった心筋細胞の興奮とイオンチャネルの仕組みでしたが、アニメーションによってシンプルに考えることができました。

先生のお言葉でもあったように、心臓を波としてみるのではなく、形として、動いているものとしてみるといった意識で、日常臨床でも心電図理解を深めていこうと思いました。

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2019年度 第3回 臨床生理部門研修会

テーマ

脳波・誘発電位の基礎とステップアップ

日時

2019年 12月 21日 (土) 10:30 ~ 16:30

会場

グランシップ 901会議室

 

今回の研修会は1日研修会でした。

午前まず誘発電位の基礎を学び、続いての杉山臨床生理部門長の講義では実際の術中モニタリングの経時的波形変化とMRA画像を合わせての症例呈示等があり普段検査に携わらない私でも理解しやすい内容で、興味が持てました。

午後第3講義では、畑本先生による実体験に基づいた脳波測定の話が聞けました。
電極接着のコツは検査時に実践していきたいと思いました。

第4講義の小野澤先生の脳波判読のステップアップは、臨床症例別に判別行動やそれを誘発するタイミング、モンタージュの切り替え、発作観察等の重要性など話していただき、とても勉強になりました。
ほとんど休憩のないまま、テンポよく全力疾走で講義してくれる先生に(ついていくのが精一杯の私でしたが)会場の雰囲気も充実感溢れ、有意義な時間を共有でき、講義終了時には拍手喝采でした。

是非また先生たちの話を聞きたいと思い、今までさらっと記録していた脳波ですが、今度からは意識して取りたいと思いました。

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