研修会のご報告

第 2 回生物化学分析部門研修会

事業名
第 2 回生物化学分析部門研修会
開催日
2023 年 10 月 21 日
会 場
Web 会場(Cisco Webex)
参加人数
65 名
内 容
エビデンスに基づき尿生化学の検体前処理、検体保存、各項目の意義など幅広く講
義をいただきました。
尿生化学検査は標準化が難しい項目ですが、特性を理解し臨機応変に対応できるた
めの情報を共有することができたと思います。下記アンケートの結果からも参加者
に有用な情報を提供できる研修会であったことがわかり、今後の業務に活かしてい
ただければ幸いです。

令和 5 年度 第 1 回 生物化学分析部門研修会

開催日
2023 年 5 月 13 日
会 場
静岡県立総合病院 つつじホール(6 階)
参加人数
69 名
内 容
約 3 年ぶりの集合型研修会として、6 施設の検査室のルーチン業務の運用や内部精度管
理、外部精度管理、検体保存、パニック値報告、不適合検体への対応などを紹介しました。
また事前アンケートで質問いただいた内容に関しても発表いただいた施設に回答をし
ていただきました。参加者の方にも意見をいただきながら集合型研修として今までの
研修会と趣向を変えて開催いたしました。
施設規模が異なる様々な施設の工夫や取り組みを参考に各施設の運用を見直す機会に
なりました。
法改正など日々検査業務が変化する中で多くの施設とコミュニケーションをとり、情
報共有することはどの施設にとっても有益だと考えます。
今後も集合型と Web 型の研修会を工夫しながら開催できるようにしていきます。

第1回生物化学分析部門研修会

開催日  2022年8月27日  13時30~15時30分
会場   Web会場
参加人数 72名

内容

「採血管の取り扱いと検査値の影響について」と「生化学検査の基礎」の内容で講
演していただいた。採血は正しい検査データを得るために不可欠な要素であり、今
回の研修で説明があった臨床検査技師として身に着けておきたい知識を広く共有し
ていただきたい。また生化学検査の基礎では、酵素反応の基礎から反応タイムコー
スの見方などを学ぶことができた。日常検査のピットフォールに気が付くためには
基礎的な内容の理解が必要になるので改めて重要性を認識していただく機会となっ
た。

令和 3 年度 第 2 回生物化学分析部門研修会

開催日 2022 年 2 月 19 日(土)13:30 ~14:45
会 場 Web 会場(Cisco Webex)
参加人数 32 人

内 容 【テーマ】検体検査の品質保証と精度管理
検査結果の品質を保証するために必要な検査前、検査、検査後プロセスの精度管理について、
基本的な考え方から方法まで含め詳細に解説していただいた。
検体検査の精度・品質に係る医療法等の改正では精度管理は努力義務となっているが、
多くの施設が自施設の運用に合わせて実施することが望まれる。研修会では実際の考え方も
学べたため、参加していただいた方にはぜひ参考にしていただきたい。

令和 2 年度 第1回生物化学分析部門研修会

テーマ

「静岡県の肝炎対策について」
「C 型肝炎撲滅に向けて 臨床検査技師の役割について」

日時

令和 3 年 2 月 27 日(土曜日)

会場

Web 会場(Webex)

国内最大級の感染症であるウイルス性肝炎について、静岡県の取り組 み、臨床検査技師として必要な知識を学べる講演を
2 部開催しました。

講演 1 「静岡県の肝炎対策について」 静岡県健康福祉部医療局疾病対策課 感染症対策班  山本 真也 先生

講演 2 「C 型肝炎撲滅に向けて 臨床検査技師の役割について」 アッヴィ合同会社 事業戦略部 稲垣 仁志 先生

1 演題目は静岡県健康福祉部医療局疾病対策課の山本先生から静岡県内 の肝炎の統計情報、静岡県として肝炎早期発見、早期治療を実現するた めの取組みを説明して頂きました。また肝炎医療コーディネーターの活 動を紹介して頂き、臨床検査技師として臨床貢献できる可能性があるこ とがわかりました。
2 演題目はアッヴィ合同会社の稲垣先生から国内の肝炎の状況や、肝炎 医療コーディネーターの取組み事例を紹介して頂きました。肝炎の見落 としを防ぐためにも、病院全体で取り組んでいく必要があります。検査 結果を最初に確認する臨床検査技師だからこそできる役割があり、稲垣 先生の紹介して頂いた事例を参考に、臨床検査技師が参画していければ と思います。

令和元年度 第2回生物化学分析部門研修会

テーマ

令和元年度 第2回生物化学分析部門研修会

日時

令和 元年 11 月 16 日(土曜日)

会場

独立行政法人 静岡県立総合病院  6階 つつじホール講堂

講演1 『JSCC標準化対応法のピットホール』
講演2 『JSCCからIFCCへ ~LDとALP~』
演者:富士フイルム和光純薬株式会社 小田垣 真一、 松尾 嘉子
日常業務に起こりうる様々な事例を紹介し急に直面した場合にでも素早く対応できる様に知識を高めておく内容でした。9月に開催された日本臨床化学会(JSCC)によって動向が明確となり来年4月から1年間の移行期間を設けてIFCC法への切り替えが必須となり準備を整える為多くの参加を頂きデータ取り・院内周知をしっかりと進める為の参考になる内容となりました。

平成31年度 第1回 生物化学分析部門研修会

テーマ

新人技師からベテラン技師まで納得出来る内容・知識を習得する。

日時

平成 31年 4月13日(土)14時~16時30分

会場

独立行政法人 静岡県立総合病院  6階 つつじホール講堂

 

cof

 

新人職員にとって基礎的分野から、ベテランの方にも日常業務の効率化を図る上での新情報を交え他部門に渡って知っておきたい内容の習得が出来た研修会でした。本来の血液ガス項目であるPH・PCO2・PO2項目、その他項目の説明・血液ガスデータの見方及び検体・採血管・外注検査提出の取扱い注意点と高速凝固管のメリット、について学びました。

講演1 『血液ガスの基礎「酸塩基平衡と酸素化の基礎生理学」』

演者:ラジオメーター(株)営業企画統括本部  長谷川 剛

講演2 『真空採血管の取扱い注意点と高速凝固管のご紹介』

演者:極東製薬工業(株)営業学術部 塚田 正敏

講演3 『外注検査提出における注意点』

演者:SRL(株)品質保証部  狩野 雅洋

平成30年度 第2回 生物化学分析部門研修会終了報告

テーマ

平成30年度 第2回 生物化学分析部門研修会
新人技師からベテラン技師まで納得出来る内容・知識を習得する。

日時

平成 30年 9月1日(土)
14時~16時10分

会場

独立行政法人 静岡県立総合病院  6階 つつじホール講堂

講演1『採血業務における基礎的な注意点~採血管の取り扱いと臨床検査値への影響~』

演者:積水メディカル株式会社 学術・技術グループ 高田 真由美 先生

講演2『梅毒の近況と抗体検査について』

演者:極東製薬工業株式会社営業学術部 顧客支援課 免疫・生化学グループ 中岡 啓一 先生

 

病棟採血、外来採血は今や検査技師における院内に向けて発信する最も大切なアピールポイント

の分野へとなってきています。基礎の範囲から注意しなければならない事項にわたって

新人技師からベテラン技師まで納得出来る、日常業務に直結して役立つ内容を網羅した講演でした。

梅毒2法の検査法の組み合わせを理解し、近年益々多くの施設が依頼件数増加、追加依頼検査を

受ける機会の多い「梅毒抗体検査関連項目」という観点に着目して幅広くわかり易く納得する事が出来ました。

多くの参加有難う御座いました。

 

第1回 生物化学分析部門研修会終了報告

テーマ

第1回 生物化学分析部門研修会
新人技師からベテラン技師まで納得出来る内容・知識を習得する。

日時

平成 30年 6月9日(土) 14時~17時

会場

独立行政法人 静岡県立総合病院  6階 つつじホール講堂

 

講演1 『 血液ガス検査の基礎 』

本来の血液ガス項目であるPH・PCO2・PO2項目の説明及び検体取扱の注意点について学びました。

講演2 『 血液ガス検査データの見方(ケーススタディ)』

混合性酸塩基平衡障害を中心に血液ガスデータの見方を学びました。

演者:横山 稔 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)

緊急検査、日当直業務に欠かせない血液ガス検査の基礎とデータの見方、取り扱い方法について新人技師からベテラン技師まで納得出来る内容・知識を習得する機会となりました。

多くの施設で増加傾向となっている、静脈血ガスの知識も習得する事が出来ました。

浜松全国学会の終わって間もない週末ではありましたが会場いっぱいに78名ご参集頂き、関心の高さが伺える研修会となりました。ありがとうございました。

 

 

テーマ

第67回日本医学検査学会生物化学分析部門企画 『スキルアップセミナー研修会』

日時

2018年5月11日(金)

会場

アクトシティー浜松

5/11(金)に浜松にて開催され、全国各地より138名と多くの方に参加をいただき盛会に終えることができました。

67年の歴史ある日本医学検査学会におきまして生物化学分析部門企画『スキルアップセミナー研修会』は、初めての開催であり、しかも地方の静岡県であった為、参加者数を見込めないと想像してました。ところが予想をはるかに上回る参加者を迎える研修会となり関心の高い分野として認知出来ました。

これまで、臨床化学・免疫化学に関する認定試験制度はなく、昨今の検査室では既に認定制度が設置されている生理検査や細菌検査、血液検査を志す検査技師は多いが、臨床化学・免疫化学を率先して志す者は少ないのが現状でありました。しかしながら、臨床検査においてこの分野は欠かすことのできない分野であり、臨床化学・免疫化学の重要性を尊重し、精度保証体制の確立と維持管理を担う技師の育成に向けて(一社)日本臨床化学会と共同した本認定制度が設置され、2014年から実施されています。臨床化学・免疫化学の進歩・発展を図ることを目的として、この認定制度が学術的側面から実践的な側面をもち、分析化学から臨床医学までを広く包括することが重要である。そして化学的分析手法を用いた測定法全般の技術開発やデータの医療・環境保全・食品安全等への提供、さらには疾病の病因・病態の解明や治療・予防への寄与を目指しています。

参加技師の方々、全国各地より参集して頂いた講師の先生方、深く感謝と御礼を申し上げます。有難う御座いました。