血液検査標準化検討委員会 フローサイトメトリーワーキンググループの活動
フローサイトメトリーによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS H3-P
V1.0 )の改訂(JCCLS H3-P V2.0の作成 )に関する意見公募(パブリックコメント)について
本ワーキンググルプではJCCLSの協議手順に則り、委員会で作成したガイドラインについて承認文書および承認過程文書を公開しています。前者の文書は識者の意見を踏まえ、Approved(承認文書)として、後者の文書は、識者の意見を聴取中であり、Proposed(提案文書)として公開してきました。
その中で、フローサイトメトリーによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLSH3-P
V1.0)は、2007年に作成し、識者の意見を聴取するため公開してきましたが、その後の機器・試薬の開発と研究の進歩を踏まえて、2014年にワーキンググループの委員を刷新し、JCCLS
H3-P V2.0として改訂いたしました。
この改訂(案)に関して、JCCLSの承認文書の協議手順に則り、以下の要領で意見公募(パブリックコメント)を行います。
フローサイトメトリ?によるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS H3-P V2.0
)(案)に関する意見公募(パブリックコメント)について
JCCLS血液検査標準化検討委員会 フローサイトメトリーワイキンググループ
FCMによるCD34陽性細胞検出ガイドライン作成委員会 委員長 川合 陽子
副委員長 東 克己
JCCLSでは2007年に、造血幹細胞移植のためのガイドラインとして「フローサイトメトリーによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS
H3-P V1.0 )」を承認過程文書としてパブリックコメントの聴取を開始してから9年が経過しました。
造血幹細胞移植は、白血病など造血器腫瘍を完治させる治療法のひとつとして、近年急速な発展を遂げています。中でも、末梢血幹細胞移植や臍帯血幹細胞移植が多施設で実施されるようになり、移植の成否を決定する大きな要因として移植片中の幹細胞数の多寡が上げられます。本ガイドラインは、検体中にごくわずかしか存在しないが、幹細胞移植の成否を握る重要なCD34陽性細胞の解析を、精確かつ円滑に行うための標準化を目的として作成されました。2015年、本ガイドラインを承認文書として公開してほしいと臨床現場から声があがり、本委員会では、近年のフローサイトメトリーの試薬や機器や技術の進歩を踏まえ、「フローサイトメトリーによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS
H3-P V2.0 )」として大幅に改訂致しました。本ガイドラインによって幹細胞移植がより効率良く推進されることを願うものであります。
今回、大幅改訂したフローサイトメトリーによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS H3-P V2.0
)(案)に対し、下記の要領で広く意見を公募致します。
記
1.ご意見の提出方法
ご意見を「FCMによるCD34陽性細胞検出に関するガイドライン(JCCLS H3-P V2.0
)(案)に関する意見」として、電子メール、郵送またはFaxにてご提出下さい。
2.提出先:特定非営利活動法人 日本臨床検査標準協議会事務局 ●
電子メールの場合:JCCLS事務局mailto:public@jccls.org
● 郵送の場合:〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町48番地 ヤマダビル2階 ●
FAXの場合:03-6206-9747
3.ご意見提出に関する留意事項 お電話によるご意見は受け付けておりません。
ご意見をご提出される場合、個人の場合は氏名・住所・所属等を。法人の場合は法人名・
所在地等をご連絡下さい。これらは、公表させて戴くことがありますので、あらかじめ ご了承をお願いいたします。
4.ご意見の締切日
平成28年9月30日 |