研修会のご報告

平成29年度 第1回 臨床一般部門研修会

テーマ

聞かれても答えられる技師になろう!寄生虫編

日時

平成 29年 6月 3日(土)14時~17時

会場

静岡市産学交流センター・静岡市中小企業支援センター B-nest
プレゼンテーションルーム

遭遇するかも! 知っておきたい寄生虫症

この度は浜松医科大学ウイルス・寄生虫学の石井 明先生に寄生虫学の基礎から原虫・蠕虫の疫学情報、及び、検査について御講演していただきました。
近年における消化管寄生原虫の報告数動態やその原因、また、それらの検査法と陽性検体の見え方などを写真や動画資料を用いて分かりやすく、ユーモラスに説明され、時折笑いのある和やかな雰囲気でした。
また、今回は多少時間を押したこともあり質疑応答に僅かしか時間割けなかったため、終了後も先生のもとには質問が多く寄せられていました。石井先生は今年度で浜松医科大学を退職されることもあり、この度の研修会は大変貴重なものとなりました。

平成28年度 第3回 臨床一般部門研修会

テーマ

『知りたい』に応える尿沈渣実践テクニック

日時

平成29年1月28日(土)

会場

静岡市産学交流センター プレゼンテーションルーム

この度は東海大学医学部付属病院の野崎先生に異型細胞の鑑別をテーマとして4時間にわたり講演していただきました。

最初に正常細胞の特徴について、次に異型細胞の特徴について講演していただき、最後に会場参加型のスライドカンファレンスにて本日の内容を含む尿沈渣の知識の確認を行いました。

異型細胞は、外部精度管理調査でも毎回取り上げられるほど重要度の高い成分であり、それだけに鑑別には慎重になる方も多いと思います。今回の研修会では異型細胞の鑑別のほか、異型細胞に対する検査技師としての考え方についてもレクチャーしていただき、勉強になることの多い研修会でした。