研修会のご報告

令和7年度第2回 臨床微生物部門ハイブリット型研修会令和7年度第2回 臨床微生物部門ハイブリット型研修会

テーマ

血液培養の見える化で変わる臨床判断

日時

2026年2月28日(土)14:00~17:00

会場

静岡県男女共同参画センターあざれあ+Web会場( Webex)(事前登録制)

【研修会内容】

国際的な人流が増加する現代では、国内外から多様な感染症が持ち込まれる可能性が高まっている。国際的マスギャザリングによる感染症。症例提示と検査や対応について、また、血液培養を実施する目的と精度保証、ガイドライン、検査情報の整理・提供と臨床チームとの連携についての講演がありました。

【講演1】『血液培養で検出されるかもしれない稀な菌』

講師:静岡済生会総合病院 石田 和也 技師

感染症診断の最前線として、迅速かつ正確な検査と臨床判断の支援を行う役割を担う微生物検査技師が求められる。インバウンド増加を踏まえた患者背景・疫学情報、機器の限界を理解し、総合判断を行い、迅速にICTとの院内連携と情報共有、医療従事者・患者を守るための感染対策(暴露者対応)や感染症・検査技術など多くの知識をアップデートする必要性を学んだ。普段遭遇しない、病原体を考慮し厚労省、国立感染症センターや他施設との情報共有が重要である。

【講演2】『血液培養の見える化が、行動を変える』

講師:日本ベクトン・ディッキンソン株式会社 学術部 吉田 武史 氏

血液培養を行うべきとして適切な感染診療を行うため、菌血症の確定診断、感染症重症度の指標、起炎菌検出、適切な抗菌薬の選択。ガイドラインに基づいて実施することが目的となる。迅速な情報共有と「真の菌血症」の判断、血液培養ラウンドにおける専門的知見の提供、血液培養ラウンドにおける専門的知見の提供など多岐にわたる。検査室の中での菌検出に留まらず、血液培養ラウンドを通じて臨床現場へ能動的に介入することによりAST活動全体のエビデンスの質を高める重要なポジションであり、迅速かつ専門的なフィードバックは、抗菌薬の適正使用を推進し、最終的に患者の治療アウトカムを最大化させるために不可欠である。